ここを吉んと
成型(だるまの型)にヘッタ(底)を付ける
成型とヘッタの接着面に隙間ができてしまうことがあります。それを必ず紙粘土で埋めています。
紙の成型のバリ(めくれ)を取り除きます。
1
下塗り(胡粉)
成型の紙の質感が出ないよう、色塗りの発色が綺麗になるよう、また充分な強度が出せるように下塗り塗料を濃く調合して厚くしています。
(季節によって濃い方が乾燥過程でひび割れるリスクがあります。)
下塗り乾燥後残っているバリを削り取ります。
2
色塗り
発色が綺麗になるように、希釈は最低限にします。
(濃い方が作業効率も悪く、乾燥過程でひび割れるリスクがあります。)
3
顔塗り
血色よく力強さを表すため、だるま用に多く使われている塗料(淡いピンク)に赤味を足しています。
4
目のまわりを化粧
多く使われている専用塗料(オレンジ)ではなく、やや赤味を足した顔の下地に相性の良い色をオリジナルで調色しています。
5
鼻・口を描き入れる
多くは艶ありの赤が使用されていますが、艶なしの赤にすることでより高貴で厳かに見えます。
6
目を描き入れる
手にされた方がご自身で黒目を描き入れる大切な部分のため小さくならないように、また眉・髭を理想的な形に描き入れるための位置を意識しています。
7
眉・髭を書き入れる
達磨大師の意志の強さにあやかる縁起物としてのだるまさんです。細部は画像の通り、全体としてはその力強さを表現しています。
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